「マキネッタから抽出された直後はクレマがあったのに、カップに注ぐとサァーッと消えて、量が少なくなってしまう…」
CoFikaユーザー様から寄せられた、こちらの抽出相談。 せっかくのクレマがカップの中で崩壊していくのを見るのは、悔しいですよね。
今回は、ユーザー様からいただいた2つの動画(抽出シーンと注ぐシーン)を一緒に確認しながら、クレマが消えてしまう**「2つの意外な原因」**と、すぐに実践できる解決策を詳しく解説していきます。
📹 動画①で診断:抽出完了を「待ってはいけない」
まずは、抽出中の様子を撮影していただいた【動画1】をご覧ください。
動画を拝見すると、抽出の途中でヒーティングプレート(熱源)からマキネッタを外し、「余熱」だけで抽出を完了させようとしている点は非常に素晴らしいです!過加熱を防ぐ、理にかなったテクニックですね。
しかし、ここで一つ大きな落とし穴があります。 それは、「すべてのコーヒーが抽出され終わるまで、マキネッタをそのまま放置して待っていること」です。
🔥 原因①:アツアツの上部タンクでクレマが壊れる
クレマ(泡)にとって「熱」は最大の敵です。 プレートから外したとはいえ、抽出直後のマキネッタの上部は、アツアツの状態です。その環境の中にせっかくのクレマを長時間留めてしまうと、熱によって泡の粘度が下がり、カップへ移す前にクレマが崩壊してしまいます。
👇こちらの記事でクレマが崩壊する原因を詳細に記載しています。

💡 解決策:「出しながら注ぐ」スタイル!
これを防ぐためのアクションは非常にシンプルです。 抽出が完了するのを待たず、すぐにカップへ注いでください。
余熱でポコポコとコーヒーが上がってきている最中であっても、マキネッタを手に取り、カップへ移し始めてOKです。 先に抽出された濃厚なクレマ部分を熱から逃がしてカップへ保護し、「注ぎながら、さらに余熱で上がってきた残りの分も後から足していく」というスタイル。これが、熱ダメージを最小限に抑えてクレマの量をキープする最強のテクニックです。
📹 動画②で診断:粉詰めが「スカスカ」問題
続いて、抽出されたコーヒーをカップへ注いでいる【動画2】を見てみましょう。
注ぐ瞬間にクレマがサラッと割れてしまい、層が薄くなっているのが分かります。動画1の熱の影響に加えて、もう一つの根本的な原因が隠れています。 それは、「バスケット(粉入れ)の中の粉がスカスカの状態だった」ということです。

💨 原因②:粉の密度不足による「圧力不足」
クレマが薄い、崩れやすい、量が少ない……これらの原因の多くは「粉詰め(ドージング)」にあります。
粉の量が少なかったり、粒度が粗かったりしてバスケット内に隙間(スカスカな状態)ができていると、ボイラーから上がってきたお湯が「抵抗」を受けることなく、スルスルと通り抜けてしまいます。 CoFikaの増圧バルブがいくら高圧を生み出そうとしても、粉の層がスカスカでは十分な圧力がかかりません。結果として、泡を形成するためのオイル分やガスがしっかりと乳化せず、「見た目だけの、すぐに壊れる脆いクレマ」になってしまうのです。
💡 解決策:豆の増量と「細かさ」の見直し
分厚く、消えにくい強靭なクレマを作るためには、お湯が通り抜ける際の「抵抗(圧力)」を意図的に作り出す必要があります。
- 豆の量を増やす: バスケット内にぎゅうぎゅうに詰めていきましょう。
- 粒度を細かくする: 私の推奨は極細挽きです。今より1〜2段階細かくしつつ、調整してみてください。
この「粉の密度」と「圧力」の深い関係性、そしてCoFikaならではの少しマニアックな粉詰めのコツ(タンピング等)については、以下の別記事で徹底的に解説しています。クレマの質を根本から改善したい方は、ぜひ併せてご覧ください!

🦁 少しの工夫で、景色は変わる
動画を送ってくださったお客様、ご相談いただき本当にありがとうございます! 余熱を使った抽出コントロールはすでにバッチリですので、あとは以下の2点を変えるだけです。
- 待たずにすぐカップへ注ぎ始めること
- 粉の量を増やしたり、粒度を細かくして密度を上げること
マキネッタは、豆の量や注ぐタイミングといった「ほんの少しの所作」を変えるだけで、カップの中の景色が劇的に変わる、とても素直で面白い器具です。 ぜひ次回の抽出で、この2つのポイントを試してみてくださいね!
引き続き皆様からの抽出動画やご相談をお待ちしております☕️
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CoFikaは「おうちカフェを全ての人に」をコンセプトにした、国内発のマキネッタ専門ブランド。
濃厚でクリーミーなクレマが楽しめるマキネッタ 「CoFika Crema Rich」 を中心に、
使い方や選び方、豆の比較、抽出のコツまで、マキネッタの専門情報を発信しています。

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