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【実験レポート】水量による抽出の違いを検証!CoFika Crema Richで淹れるエスプレッソの味とクレマの変化

マキネッタによる水量別抽出実験レポートのサムネイル画像

コーヒーを淹れるとき、味や濃さにこだわる方は多いでしょう。
実は「水の量」を変えるだけで、同じ豆でもまったく異なる味わいになることをご存知ですか?

本記事では、CoFika Crema Richを使って、80mlと100mlの水量による抽出量・味・風味の違いを徹底比較します。1カップ分から2カップ分まで自由に調整できるCoFikaマキネッタの魅力に迫ります。

目次

水の量を変えると何が変わるの?

水の容量を80mlと100mlではどれくらいの抽出量の差があるの?

水80mlに対して抽出されるエスプレッソの量は約40ml~55ml(1カップ分)

水100mlに対して抽出されるエスプレッソの量は約55ml~75ml(2カップ分)

※火力や外気温、抽出条件などによって抽出量が変わる場合があります。

※100ml以上の水量で行うと吹きこぼれる恐れがあります。

マキネッタは一般的に、決まった容量で使用する設計になっているため、抽出量を変えるのが難しいとされてきました。しかしCoFika Crema Richでは、水の量を柔軟に調整可能。これにより、以下のような変化が起こります。

・クレマの出方

・抽出量の変化(1カップ〜2カップ分)

・味の濃さやコクの違い

本記事では水の容量だけ変えて抽出実験してみました。

実験条件一覧

水の容量以外は抽出条件を統一にしてます。使用した豆は購入してから約2週間ほどの深煎りの豆になります。

実験番号水量豆量粒度
80ml15g極細挽き
100ml15g極細挽き

※ 抽出は全て以下の共通条件で実施

  • ペーパーフィルターあり
  • タンピングなし(余った粉は指で軽く押し入れる)
  • 火力:IHヒーター1400W

実験①:水量80ml

  • 抽出量:49ml
  • クレマ:量は多めかつ質は非常にクリーミーでキメ細かい
  • 味の特徴:苦味もコクもしっかりありながらも、全体的にまろやかで飲みやすい印象

このパターンは「やや軽めながらコクも残る1杯」を楽しみたい方におすすめ。
クレマの美しさもしっかり維持されており、見た目と香りのバランスも良好です。

実験②:水量100ml

  • 抽出量:68ml
  • クレマ:量は少なく、質感はさらっとしている。抽出次第ではキメが粗くなったりもします。
  • 味の特徴:全体的に非常にまろやかで、軽やかで飲みやすい味わい

水の量を増やすことで豆の濃度が下がり、苦味や重さがかなり抑えられる結果となりました。
コーヒーを「ゴクゴク飲みたい」方や、朝の1杯をスッキリ始めたい人におすすめです。

🧠実験考察:水の比率が味とクレマに及ぼす影響

今回の実験を通じて得られた大きな発見は、水の量が「クレマの生成量・質」および「味の深さ・舌触り」に直接的な影響を与えるという点です。

▶️ 水が少ない場合(80ml )

  • クレマ量:中程度
    • 量は多く質は非常に良好(きめ細かく濃厚)
  • 味わいの特徴:コクがあり、深みのある味わい
    • 苦味はほどよく残りながらも、口当たりは比較的まろやか
  • 抽出量:やや少なめ(約49ml)
    • ショット向きのボリューム感

このバランスは「クレマも欲しい、でも強すぎない苦味に抑えたい」という人にとって理想的。
エスプレッソの重厚感は保ちつつ、飲み疲れしない味に仕上がります。

▶️ 水が多い場合(100ml )

  • クレマ量:最も少ない
    • 水分量の増加によりクレマが希釈され、質もやや粗くさらっと
  • 味わいの特徴:非常にまろやかでライトな口当たり
    • 苦味やコクは控えめで、ゴクゴク飲めるタイプのエスプレッソ
  • 抽出量:多め(約68ml)
    • 約2カップ分の抽出量が欲しい方向け

このパターンは、コーヒー初心者や、朝の一杯を優しく飲みたい人に最適です。
また、ブラックでたっぷり飲みたいという需要にもマッチします。

私の抽出スタイルとシーン別の使い分け【体験に基づく提案】

💡 スタイル①:濃すぎず軽すぎず、ほどよい“バランス型”で楽しみたいとき

  • 使用条件:80ml (実験①)
  • 理由
    • クレマの質・味・量の三拍子が程よくバランス
    • **「初めてマキネッタを使う人」**にも非常におすすめ
    • 毎日飲んでも飽きがこない味の安定感

☑️ 推奨シーン:日常使いの1杯/初めてのマキネッタ体験/人にふるまう用にも◎

砂糖をかけてナポリ風エスプレッソで飲むのが個人的に一番好きです。

💡 スタイル②:量をたっぷり、まろやかに飲みたいとき

  • 使用条件:100mlの水 (実験②)
  • 理由
    • 朝にしっかり水分を摂りたいときや、作業中に飲み続けたいときにぴったり
    • 苦味が少なく身体にやさしく感じる味わい
    • クレマは控えめだが、ライトな口当たりがクセになる

☑️ 推奨シーン:朝の一杯/読書や仕事中に“ながら飲み”したいとき

私はショットで飲む際はこの抽出量で楽しんでます。

📝 まとめ:水量と豆量のバランスが「最高の一杯」を決める

マキネッタは、同じ器具でも抽出条件を少し変えるだけで無限の味が楽しめる奥深い道具です。
水と豆のバランス、そしてクレマの状態や抽出量を意識して、自分にとって**“世界一美味しい1杯”**を見つけてみてください。

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